カテゴリー

認知症の種類と症状に対する適切な対応

高齢化社会の日本に於いては認知症患者がだんだんと増加していて、約450万人くらいと言われています。

認知症としても幾つかの種類があって、症状や適切な対応については異なってきます。

一番多くあるのはアルツハイマー型認知症となっていますが、記憶障害や見当識障害といった日時や場所がはっきりしなくなる症状が初期段階では見受けられます。

そうした後はひどくなると、幻覚や幻聴、暴力とか暴言、人によって人格が変化してしまうこともあり得ます。

認知症患者では帰宅願望や徘徊というような症状が出てくるケースも多く、このような帰宅願望とか徘徊が元で所在がつかめなくなる方は年間1万人程になるとのことです。

人身事故に繋がることも多く、年々アップする行方不明者数の増加が気にかけられています。

もとより認知症患者の徘徊というのは、意味が無く歩き回ってしまうのではなく、きちんとした理由があるわけです。

散歩に行きたいなど自宅に戻るつもりで家の外へ出て、歩行している内に目的や道が分からなくなっていくのです。

1つの例として、今まで医師として働いていた方は「往診に行かなきゃいけない」と外へ出ようとしたりしていきます。

専業主婦ではあった方は「買い物へ行かないとならない」とかごを取って外へ出たりします。

認知症患者というのはかつての記憶をハッキリと覚えている傾向が強く、それらの習慣で外出しようとしたり自身においては全て理由のあることなのです。

見かけたら怒ったり無理矢理連れ戻そうというのはやってはいけません。興奮して混乱してしまい、認知症の症状が悪化してしまったり、何度も徘徊を繰り返すこととなるかも知れないのです。

コメント一覧

タイトルとURLをコピーしました